食用色素ってどんなもの?種類や成分について薬剤師が解説!

食用色素ってどんなもの?種類や成分について薬剤師が解説薬剤師
薬剤師

お菓子などに色を付ける添加物、食用色素。

食紅として広く利用されている食品添加物、食用色素。青色1号とか赤色2号とかが有名ですよね。

そんな食用色素ですが、どんな成分からできているのでしょう?

  • そもそも食用色素ってどんなもの?
  • どんな種類があるの?
  • どんな成分が入っているの?
モーリー
モーリー

食用色素について解説していきます!

食用色素とは

食用色素を使ったお菓子

食用色素とは、食品に色を付けるために利用される食品添加物です。食紅の名前で親しまれていますよね。

食品自体が持つ色素は空気や酸素によって分解し安いものが多く、調理や保管の際に脱色や変色してしまいやすいのです。

そのような色の変化を隠したり、鮮やかな色を付けることで嗜好的価値を高めるために食用色素は利用されています。

食用色素の種類

食用色素

食用色素は大きく分けて、

の4色が存在します。

ピンクや黄緑といった色素が売られていることもありますが、基本的にはこの4色を組み合わせて新しい色を作り出しています。

日本で利用されている食用色素には、

  • タール色素
  • 天然由来色素

が存在します。これらの詳しい説明は下で説明していきますね。

 食品の色調を整える他の添加物

食用色素以外にも食品の色調を整える添加物というものがあり、

  • 発色剤
  • 色調調整剤

があげられます。

発色剤は、豚肉や牛肉といった動物の肉の中に存在する色素と結びつき肉本来の色を増強させる添加物です。

発色剤の成分には、亜硝酸ナトリウムや硝酸カリウムなどがあります。

一方、色調調整剤は、野菜の中に存在するポリフェノール、アントシアニンと結合することで野菜本来の色を増強させる添加物です。

色調調整剤の成分には、硫酸第一鉄という物質があります。

食用色素の成分

 タール色素

タール色素は、石炭に強い熱をかけて分解させる際に生じる油状の物質・石炭タールから得られる化合物を原料として合成されています。

タール色素は合成時に有毒な不純物が混入する恐れがあり、合成された色素は、

油に溶ける or 水に溶ける
酸性 or アルカリ性

で区別され、毒性や発がん性の認められない水溶性かつ酸性である12種類のタール色素のみが使用を許されています。

タール色素

製造ロットごとに厳密な品質検査が行われ、基準を満たしたタール色素のみが食用色素の中に含まれているのです。

 天然由来色素

天然由来色素は、植物から色素を取り出して食用色素としたものです。

パプリカクチナシなどの色鮮やかな植物を用いて色素の抽出が行われます。

天然由来色素

植物などから抽出されている物質であるため安全性は高いとされていますが、タール色素よりも発色が弱く着色にはたくさんの量が必要というデメリットも存在します。

まとめ

  • 食用色素とは、食品に色を付けるために利用される食品添加物です。調理や保管時の変色や鮮やかな色を付けることで嗜好的価値を高めるために利用されています。
  • 食用色素には、の4色があります。ピンクや黄緑などの色素は、この4色を組み合わせて作り出されています。
  • タール色素は、石炭に強い熱をかけて分解させる際に生じる油状の物質・石炭タールから得られる化合物を原料として合成されたものです。現在の日本では、毒性が認められない12種類のみが使用を許可されており、青色1号や赤色2号などが代表的です。
  • 天然由来色素は、植物から色素を取り出して食用色素としたものです。パプリカやクチナシなど色鮮やかな植物から色素を抽出して作られています。
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