【香りの原料】ユーカリ【解説記事】

【香りの原料】ユーカリ【解説記事】 (1)香りの原料
香りの原料

香りの雑貨ブランド「Ph.fume」のブログ、香りの原料について紹介していくシリーズ記事です。

このシリーズでは香料の原料となる動植物やその精油について、以下のことを紹介していきます。

  • プロフィール
  • 精油について
  • 心身への働き
  • 注意事項
  • 使用している商品

今回は、コアラの食べる植物でお馴染みのユーカリについて見ていきましょう。

プロフィール

ユーカリ
英名Eucalyptus
学名Eucalyptus globulus
科名フトモモ科
種類高木
産地オーストラリア

ユーカリはオーストラリア原産の樹木だよ!

ユーカリは、コアラの木として親しまれるオーストラリア原産の樹木です。

コアラは生存競争の末、高いユーカリの木に暮らさざるを得なくなり、その葉を食べられるように進化していきました。しかしユーカリの葉には毒性があり、その葉を食べるコアラはその毒の分解にエネルギーを使うためとても睡眠時間が長いという特徴を持っています。

毒性を持つ一方で、強力な抗菌作用や抗炎症作用を持っているため、オーストラリアの先住民・アボリジニ達は傷の治療などにユーカリの葉を利用したと言われています。

また、ユーカリはとても多くの種類が確認されておりその数なんと600種以上といわれています。この記事では精油の抽出によく利用される「Eucalyptus globulus」について紹介していきます。

精油について

抽出法

ユーカリ精油
部位
抽出法水蒸気蒸留法

葉っぱを水蒸気で蒸して精油を抽出するよ!

成分

ユーカリ精油の成分

1,8-シネオールが大半を占めているわね。

1,8-シネオールはユーカリ精油にたくさん含まれる成分なので、ユーカリプトールという別名を持っています。

ローズマリーやペパーミントなどの植物にも含まれており、清涼感のある香りが特徴的です。

ユーカリ精油の持つ抗菌・抗炎症作用はこの1,8-シネオールによるものですがその反面、皮膚刺激性や神経毒性が生じることがあるのでアロマセラピーで使用するときは濃度に注意する必要があります。

香り

ユーカリ精油の香りは……

メンソ〇ータム軟膏の香り!

まさにそうだけど頑張っていつもの感じで表現して。

清涼感スッキリ感がとても強くて香りをかいでいるだけで鼻の通りがよくなる香りだよ!

とてもスッキリとしたハーバルな香りです。まさにメン〇レータム軟膏の香り。
(ちなみに、メン〇レータム軟膏にはユーカリ精油が配合されているのでユーカリの香りがするのは道理なのです。)

リモネンを含んでいるので少しだけシトラスの風味も感じますが、やはりユーカリ特有の清涼感のあるハーバルな風味がとても強いです。

香りのパワーも強く、調香では他の香りとの兼ね合いや配合量に気を付けないとユーカリ感マシマシの仕上がりになってしまいます。

しかし、アクセントとして適切に加えるとスッキリとクリアな仕上がりの香りとなります。

香りが揮発しやすいから香水ではトップノートとして利用されているわ。

文字だけで伝えるのは難しい香り……興味を持っていただけましたら、ぜひユーカリの香りを軸にした香粧品を手に取ってお試しください。

心身への働き

こちらで紹介する作用はアロマセラピーを適切に行った場合に期待できるものです。
ユーカリ精油を用いた物品がこれらの作用を持つと保証するものではありません。

心への働き覚醒, リフレッシュ
身体への働き抗菌, 去痰, 鎮咳 など

呼吸器系の感染症の予防と初期症状の緩和に役立つとされているわ。

注意事項

高濃度の使用は厳禁

今まで紹介した通り、1,8-シネオールには素晴らしい効果がありますが、その濃度には気を配る必要があります。

高濃度のユーカリ精油に曝露されると皮膚や神経、生殖器への毒性が出現する場合があります。

・皮膚に使用する際は低濃度を心掛けること
・高血圧、てんかんの既往・現病歴がある人は使用を避ける
・妊婦には使用しないこと

これらに該当しない場合でも、ユーカリ精油の使用で異常をきたした場合はすぐに使用を中止し、受診するなどの対応を取ってくださいね。

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