ジャスミンの香りとは?抽出法や成分などもまとめて解説

ジャスミンの香りとは?抽出法や成分などもまとめて解説香料
香料

お茶などで見かけるジャスミンの香り。」

お茶、芳香剤……いろいろなものに使われているジャスミン。さっぱりしたいい香りですよね。

そんなジャスミンの香りですが、一体どのようなものなのでしょう?

  • そもそもジャスミンってなに?
  • ジャスミンはどうやって栽培されているの?
  • ジャスミンからどうやって香りを抽出しているの?
  • ジャスミンの香りはどんな成分が作っているの?
モーリー
モーリー

ジャスミンの香りについて解説していきます!

そもそもジャスミンってなに?

ジャスミンティーや香水……いろいろなところでよく見かけるジャスミンという存在。それはいったい何者なのでしょう?植物から取ってきた香り?葉っぱ?花?それともヒトがつくった香り?

正解はジャスミンという植物の花から抽出された香りです。

ジャスミン
ジャスミン

思えば、ジャスミンの香りをうたっている商品には白い花が描かれていることがありませんか?
実際、ジャスミンの花はあんな感じの白い花で、香料あの花から抽出してきているのです。

では、そんなジャスミンについてもう少し詳しく見ていきましょう。

 ジャスミンのプロフィール

  • 分類:キク類 シソ目 モクセイ科 ソケイ属
  • 産地:フランス、イタリア、エジプト、モロッコ
  • 花言葉:愛らしさ、柔和、優雅
ジャスミンのプロフィール
ジャスミンのプロフィール

ちなみに、ジャスミンはインドネシアやフィリピンで国花として扱われています。香りやかわいらしい見た目などから、日本だけではなく世界でも愛されている植物なのです。

ジャスミンの香料はどうやってつくられるの?

ジャスミンの香料は、ジャスミンの花から溶媒抽出法をつかって成分を抽出することでつくられています。さらに、近年は科学技術の進歩もあり、人工的にジャスミンの香りに近い香りをつくりだせるようにもなりました。

しかし、人工的にジャスミンの香りをつくりだす工程は複雑すぎて説明が難しいのです……。なので今回は、ジャスミンの花から直接成分を抽出する場合を見ていきましょう。

 ジャスミンの木を育てる!

ジャスミンの香料を取るためにはジャスミンの花が必要……。ということで、まずはジャスミンの花を育てなければいけません

ジャスミンは、挿し木の方式で栽培されています。十分に育った枝を切り取って、水につけて、土に埋める……そんな方法でジャスミンは栽培されています。

ジャスミンの挿し木
ジャスミンの挿し木

 ジャスミンの花を摘む!

さて、ジャスミンの挿し木をして順調に育ったら次は花の採取です。

ジャスミンは、日が沈んだ後に花が開き始め、夜中に満開となります。花が開いた後、香りが安定するまで少し時間がかかります。香り成分が空気と反応したり、不必要な成分が揮発したりするのに時間がかかるわけですね。

なので、採取のタイミングは午前5時~9時がベストとされています。ジャスミン農家は、収穫時期は早朝からせっせと花を摘んでいるのです。

 ジャスミンの花から香り成分を抽出!

せっせと早朝から花を集めたら、最後は香り成分の抽出です。ジャスミンの花に含まれる香り成分たちは不安定なものが多いので、成分たちに負担の少ない溶媒抽出法でしか抽出を行うことができません……。

採取したジャスミンの花を、アルコールなどの溶媒に漬け込んで香り成分を抽出します。この方法では、ジャスミンの花が高温にさらされることがないので不安定な成分もきちんと抽出できるのです。

どんな成分が入っているの?

香りは、いくつかの化学分子が混ざりあってつくられています。もちろん、ジャスミンの香りもいくつかの化学分子からつくられています

……とはいったものの、ジャスミンの香りに含まれる化学分子は、代表的なものだけ見ても10種類以上もあるのです。なので、今回は含まれる量が多いものとジャスミンに特徴的なものについていくつか見ていきましょう。

 含まれる量が多い化学分子

まずは、ジャスミンの香りに多く含まれている化学分子について見ていきましょう。

  • 酢酸ベンジル
  • ヘキシルシンナムアルデヒド
  • インドール

これらが、ジャスミンの香料には多く含まれています。……聞いたこともない成分かと思いますが、どれも香りのある成分で他の香料にも含まれている成分なのです。

ジャスミンに多く含まれる成分
ジャスミンに多く含まれる成分

 ジャスミンに特徴的な化学分子

次に、ジャスミンに特徴的な化学分子について見ていきましょう。

  • ジャスモン酸メチル
  • シス ジャスモン

こちらはジャスミンに特徴的な成分なだけあってそれっぽい名前がついていますね。

なんと、これらの成分は植物ホルモンとしてもはたらき、果物の成熟などを促す役目もあるのです。果物もおいしくなって、ヒトもリラックスできる……素晴らしい成分ではないでしょうか?

ジャスミンの特徴的な成分
ジャスミンの特徴的な成分

驚くことに、ジャスモン酸メチルとシス ジャスモンはジャスミンから抽出した香料に、3%ほどしか入っていないのです。そんな少ない量の成分たちがジャスミンの香りを特徴づけているのですから、香りの世界というものは奥が深いですよね。

まとめ

  • ジャスミンの香料はジャスミンという植物の花から抽出されています。ジャスミンの香りの商品のパッケージなどに描かれている白い花がジャスミンの花です。
  • ジャスミンはキクやシソなどの仲間で、フランスやイタリアなどで香料の原料として栽培されています。
  • ジャスミンの香料は、ジャスミンの花から溶媒抽出法をつかって抽出されています。不安定な香り成分を多く含むジャスミンの花からもきちんと香り成分を抽出できるのです。
  • ジャスミンの香りをつくっている化学分子たちは、代表的なものだけでも10種類以上あり、多くの化学分子からつくられています。
  • 多く含まれている成分としては酢酸ベンジルヘキシルシンナムアルデヒドインドールなどがあり、ジャスミンに特徴的な成分としてはジャスモン酸メチルシス ジャスモンがあります。
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