香りの雑貨ブランド「Ph.fume」のブログ、香りの原料について紹介していくシリーズ記事です。
このシリーズでは香料の原料となる動植物やその精油について、以下のことを紹介していきます。
今回は、香りの業界でも飲食の業界でも代表的な柑橘類・レモンについて見ていきましょう。
プロフィール

英名 | Lemon |
学名 | Citrus limon |
科名 | ミカン科 |
種類 | 高木 |
産地 | アメリカ, イタリア |

言わずもがなレモンは柑橘類の植物だよ。
さて、今回紹介するのは柑橘類の王様・レモン。皆さまよくご存じの植物ですよね。
香水ではシトラスノートのベースとして広く利用され、食料では料理の香り付けやビタミンCの補給などによく利用されています。
ビタミンCが不足することで毛細血管が弱くなり出血が起こりやすくなる壊血病という病気の予防にレモンが使われていました。
精油について
抽出法

部位 | 果皮 |
抽出法 | 圧搾法 |

レモン精油は果実の皮から抽出されるよ!
成分


レモンの名前を関する成分・リモネンが大半を占めているわね。
柑橘類の王様だけあって、精油もザ・柑橘類という感じの成分になっています。
精油の大半を占めるリモネンは、レモンに含まれることから名付けられただけあってフレッシュで甘味のあるレモンのような香りと形容されます。
香り
レモン精油の香りは……

正真正銘レモンの香りだよ!

もう一声!

ちょっと華やか……?
イメージするレモンの香りよりもマイルドかも……?
はい、皆さまよくご存じのあのレモンの香りです。スッキリ・フレッシュな柑橘のよい香りですよね。
シトラスノートの香水に利用されているのはもちろん、お菓子やお酒など飲食物のフレーバーとしても幅広く利用されています。

短時間で香りが揮発するから香水ではトップノートとして利用されるわ。
文字だけで伝えるのは難しい香り……興味を持っていただけましたら、ぜひレモンの香りを軸にした香粧品を手に取ってお試しください。
心身への働き
こちらで紹介する作用はアロマセラピーを適切に行った場合に期待できるものです。
レモン精油を用いた物品がこれらの作用を持つと保証するものではありません。
心への働き | リフレッシュ, 鎮静 |
身体への働き | 抗菌, 血液循環促進, 収斂 など |

心が張り詰めている人を落ち着かせる効果があるとされているわ。
注意事項
光毒性
レモン精油が皮膚に付着した状態で日光に当たると、シミや水ぶくれなどを起こすことがあります。
これを光毒性といい、レモン精油に含まれるベルガプテン(フロクマリン類)という成分が紫外線のエネルギーを蓄積し、皮膚にダメージを与えることで生じる現象です。
レモン精油を皮膚に塗布した際は、12時間ほどは紫外線があたらないようにしましょう。
使用している商品
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