塗り薬を塗る順番は?塗り薬ごとの特徴も薬剤師がまとめて解説!

塗り薬を塗る順番は?塗り薬ごとの特徴も薬剤師がまとめて解説薬剤師
薬剤師

たくさんの種類がある塗り薬、でも塗る順番ってどうすればいいの?

マスク社会の昨今、肌トラブルで皮膚科にかかる方も多いですよね。そこでたくさんの塗り薬が出された方もいらっしゃるのではないでしょうか?

しかし、それらの薬ってどの順番で使うのが正解なのでしょう?

  • 塗り薬を塗る順番って?
  • 塗り薬ってどんな種類があるの?
  • 種類ごとの特徴って?
モーリー
モーリー

塗り薬を塗る順番について解説していきます!

塗り薬を塗る順番

原則、塗り薬を塗る順番は塗る範囲が広いものが先塗る範囲が狭いものが後になります。

例として、湿疹に保湿剤とステロイドの薬を使う場合を考えましょう。
このとき保湿剤は広範囲ステロイドは湿疹のある狭い範囲のみに使うものとします。

まずは、狭い範囲の薬→広い範囲の薬で使ったときにどうなるか見ていきましょう。

狭い範囲の薬→広い範囲の薬
狭い範囲の薬→広い範囲の薬

このように、湿疹のみに使いたいステロイドを先に使うと、上から保湿剤を塗り拡げるときに一緒に広範囲に塗り拡げられてしまいます。

ステロイドの薬は正しい使い方をすれば安全に使える薬ですが、使う必要のない部位に使い続けたり必要以上の量を使うと皮膚が薄くなったりできものが出来やすくなるといった副作用があらわれることがあります。

そう考えると、この順番で塗ることはあまり良い塗り方ではないと考えられますね。

次は、広い範囲の薬→狭い範囲の薬で使ったときを見ていきましょう。

広い範囲の薬→狭い範囲の薬
広い範囲の薬→狭い範囲の薬

いい感じですね。湿疹のある部位にはステロイド、正常な皮膚には保湿剤をきちんと塗ることが出来ています。
そんなわけで、広範囲に使う薬→狭い範囲に使う薬の順番で使うのが望ましいです。

しかし、医師に塗る順番を指示されている場合はそちらを優先するようにしましょう。なにごとも例外というものはあるのです。

 塗る範囲の同じ薬が複数ある場合

塗る範囲の同じ薬がいくつかある場合の順番は、水っぽい性質のものが先油っぽい性質のものが後になります。

こちらでは保湿ケアで使う化粧水とクリームについて見ていきましょう。この例えなら察しがつく方も多いのではないでしょうか。

有名な保湿ケアの基本、まずは化粧水で肌に水分を与えてクリームで水分を閉じ込める、つまり先に水分を与えて油でフタをするという原理が理由になります。

しかし、こちらも医師からの指示がある場合はそちらを優先してくださいね。

塗り薬の種類

塗り薬の種類

塗り薬には、有効成分を溶かす基材によって多くの種類に分類することが出来ます。
今回は、メジャーな塗り薬のタイプの特徴などについて解説していきます。

 軟膏

有効成分をワセリンなどの油性基材に溶かしたもの。

軟膏の特徴
  • 皮膚への刺激が小さい
  • 保湿力・保護力が高い
  • ベタつきが強い

 クリーム

ワセリンなどの油性基材と精製水やグリセリンなどの水性基材とを乳化させたクリームに有効成分を溶かしたもの。

クリームの特徴
  • よく伸びベタつきにくい
  • 簡単に洗い流せる
  • 皮膚への刺激が大きい

 ローション

有効成分を精製水やアルコールなどに溶かしたもの。

ローションの特徴
  • 頭髪など毛の生えた部位にも使える
  • 非常に伸びがよくベタつかない
  • 効果の持続時間が短い

まとめ

  • 塗り薬を塗る順番は、原則広範囲に使う塗り薬→狭い範囲に使う塗り薬です。しかし、医師の指示がある場合はそちらを守るようにしましょう。
  • 塗り薬には、有効成分を溶かす基材の種類によっていくつかに分類することが出来ます。代表的なものとして、軟膏クリームローションなどがあります。
  • 軟膏は、皮膚の保湿力・保護力が高いという利点とベタつきやすいという欠点を持ちます。
  • クリームは、伸びがよくベタつきにくいという利点と皮膚刺激が強いという欠点を持ちます。
  • ローションは、頭髪など毛の生えた部位にも使える利点と効果の持続時間が短いという欠点を持ちます。
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