香りが持つ役割とは?香りの種類もまとめて解説

香りが持つ役割とは?香りの種類もまとめて解説香料
香料

人間の5感の1つ、嗅覚。」

毎日、いろいろな香りをかいでいる私たち。いい匂いよくない臭い、色々な香りがありますよね。

そんな香りですが、生物においてどのような役割を持っているのでしょう?そしてどのように分類できるのでしょう?

  • 香りはどんな種類に分けられるの?
  • 動物における香りの役割とは?
  • ヒトにおける香りの役割とは?
モーリー
モーリー

香りが持つ役割について解説していきます!

そもそも香りってどんな種類があるの?

私たちがいつも感じている香り、めったに感じることのない香り……。香りというものの種類はいったいどれくらいあるのでしょうか?

香りというものは、ヒトが香りを認識する化学分子が何種類か合わさってできています。そして、その香りのある化学物質は……なんと40万種類以上!!多すぎる!

そして、その化学分子の組み合わせごとに違う香りになるので……。香りというものは、数えきれないほどあるということになります。

でもそれでは香りについて考えにくいですよね?大まかにでも区別する方法はないものでしょうか?

香りの分類

香りは数えきれないほどありますが、似た香りというものは多くあり、香りの特徴というもので考えるとまとめることができます。香りの研究家たちは、それぞれがその特徴を見出して何種類かのカテゴリーに分けていったのです。

イギリスの研究家・アムーア博士は、

  • エーテル臭:溶剤のようなにおい
  • 樟脳(ショウノウ)臭:クスノキ、防虫剤のにおい
  • 麝香(ジャコウ)臭:ムスクのにおい
  • 花香
  • 薄荷(ハッカ)臭
  • 刺激臭
  • 腐敗臭
香りの分類
香りの分類

香りを7つに分類して考えました。よくわかる香りもあれば聞いたこともない香りもあるのではないでしょうか?こんな分類をもとに、香りというものの研究は進められているのです。

では、香りというものはどんな役割があるのでしょう?

動物にとっては生死にかかわる!

ヒトでの香りの役割をする前に、動物の話をしましょう。私たちヒトは、万物の霊長なんて言われるくらいに進化した生物です。なので、まずは私たちの祖先に近い動物たちの役割について見ていきましょう

動物における嗅覚の役割は、

  • 食べ物を見つける
  • 配偶者を見つける
  • 危険を察知する

こんなものになります。こう見ると、生活するうえでとても重要な役割があることがわかると思います。

ヒトのようにしっかりとものを見ることのできる視覚を持たないどころか、目を持たない動物だっています。しかし嗅覚では、ヒトと同じどころかより優れた感覚を持ってる動物もいて、ほとんどの動物がその機能を持っています。

つまり、古代から進化する前の動物も持っていた感覚なのです。
なので嗅覚は古代から動物が生きていくために欠かせない役割を担っていたのです。

動物における香りの役割
動物における香りの役割

アリにおける香りの役割

今回は具体例としてアリにおける香りの役割について見ていきましょう。

アリは香りをフェロモンという形でつかい、触覚で察知します。そうです、虫の触覚は人間でいうところのなのです。そう考えたら、アリにおける嗅覚の重要性がすこし分かりやすいのではないでしょうか?

アリはフェロモンをつかって、

  • 食べ物を見つける
  • 巣を見つける
  • 仲間を見分ける
  • 敵と集団で戦う
  • 繁殖する

こんなことをしています。これらができなくなってしまったら……厳しいことになりそうですよね。やっぱり動物にとって香りの役割ってとても大きいのです。

アリにおける香りの役割
アリにおける香りの役割

では、ヒトでは香りはどんな役割があるのでしょう?

ヒトでは香りの役割が小さい?

もちろんヒトも香りを普段からかいでいますよね。では、他の動物たちと同じような役割があるのでしょうか?

  • 食べ物を見つける
    → 香りがなくてもスーパーに売っている……。
  • 配偶者を見つける
    → 見た目?性格?香りだけでは……。
  • 危険を察知する
    → 火事など香りが役立つこともあるかも?

……嗅覚の役割はとても小さいですよね。ヒトは進化によって文明的な生活を送れるようになり、命の危機にさらされることが少なくなりました。なので、動物的な感覚である嗅覚に必要以上に頼らずとも生きていけるようになったのです。

嗅覚の代わりに発達したのが視覚で、ヒトがものをとらえる感覚のうち、およそ90%は視覚に依存しているのです。一方、嗅覚は4%ほど……。生物の適応能力ってすごいですよね。

しかし、割合が低くなったとはいえ嗅覚も人間の生活には欠かすことのできない役割を担っているのです。

  • 食べ物の香りからおいしさを感じる
  • 落ち着く香りでリラックス
  • 煙の臭いで火事に気付く
ヒトにおける香りの役割
ヒトにおける香りの役割

なんてことがあげられます。特に、前半の趣味嗜好にかかわるところは私たちの生活をより良いものにするために欠かせませんよね。

では、ヒトの社会ではどのように香りは役割があるのでしょうか?

いまどきの香りの役割は?

現在、ヒトの社会では、

  • いい香りをつける
  • よくない匂いを違う匂いに変える
  • 香りを消す

という目的をメインに香りが使われています。飲食品化粧品をはじめ、ホテル映画館の空調などまで私たちの生活圏の中で幅広く使われています。

さらに、香りの科学はとても発達しており、昆虫の行動を制御する挑戦まで行っているのです。先ほどあげたアリのフェロモンのようなものを利用するわけですね。これができるようになれば、

  • さらに効果の強い虫よけ剤の開発
  • 植物の虫害の察知

などが可能になるのです。

これからも香りの科学がさらに発展して、ヒトの社会がよりよいものとなっていくことを筆者は信じています。

まとめ

  • ヒトが香りを認識する化学分子は40万種類以上あり、香りはその化学分子が組み合わさってできるので、数えきれないほどの種類があります。
  • 数えきれないほどある香りですが、それぞれの特徴によってカテゴリー分けすることが可能です。アムーア博士は香りについてエーテル臭樟脳臭麝香臭花香薄荷臭刺激臭腐敗臭の7つに分類して研究を進めました。
  • 嗅覚は古代から存在する感覚で、危険の察知や配偶者の探索など動物の生死にかかわる大事な役割を担っています。
  • ヒトは進化により文明を手に入れ、危機にさらされることが少なくなったため嗅覚の重要度が低くなりました。かわりに視覚が発達し感覚の90%を占めています。一方、嗅覚は3%と低い割合です。
  • そんなヒトの嗅覚ですが、健やかな生活を送るうえでは必要不可欠です。ものや空気にいい香りをつけたり、良くない匂いを消すためにいろいろな場所でつかわれています。
  • 香りの科学の発展は目覚ましく、社会をより良いものにできる技術も遠くない未来に発見されるかもしれません。
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