薬剤師は薬局でどんな仕事をしているの?現役薬剤師が解説

薬剤師
薬剤師

薬の専門家、薬剤師。

白衣に身を包んで薬局で仕事をしている人、薬剤師。よく見知った方もいればほとんど薬局に行ったことがなくてピンとこない方もいるのではないでしょうか?

薬局で仕事をしているとは言ってもどんな仕事をしているのでしょうか?

  • どれくらいの薬剤師が薬局で働いているの?
  • 薬局で薬剤師がしている仕事とは?
モーリー
モーリー

薬剤師が薬局でしている仕事について解説していきます!

薬剤師のメイン職場は「薬局」!

皆さまのイメージ通り、薬剤師のメインの職場は薬局になります。「薬剤師=薬局ではたらいている白い服の人」ですよね。その数、薬剤師の60%。およそ17万人の薬剤師さんが日本中の薬局ではたらいています。

では、そんな薬局ではたらいている薬剤師たちは一体どんな仕事をしているのでしょう?

薬をテキパキそろえる!「調剤」

薬局の薬剤師の仕事は、患者さんから処方せんを受け取ることからはじめります。

処方せん
処方せん

この処方せんにしたがって薬を準備していくのです。

錠剤をそろえる

処方せんに書いてある薬を棚から取っていきます。……それだけです。

患者さん
患者さん

書いてある薬を棚から取っていくだけでしょ?
簡単じゃない?

そのお気持ち分かります。実際、慣れればとっても簡単な作業です。しかし、薬を入れてある棚にはとっても多くの薬が入っており、思いのほか大変です。しかも、

  • アルマール (血圧を下げる薬)
  • アマリール (血糖値を下げる薬)

とっても似てますよね。これを取り間違えると危ないことなったりしてしまいます……。

なので簡単な作業ではありますが、細心の注意を払って取り組まないといけないのです。

水薬・粉薬とか軟膏はまぜて作ったり

水薬・粉薬や軟膏は処方せんに「混ぜて!」という指示があれば混ぜちゃいます。

水薬・粉薬はお子さんの薬でよく出ます。お子さんの薬は、体重によって飲む量が細かく変わったりするので、量の調節がしやすい粉薬・水薬が便利なのです。そして、いくつも別の入れ物に薬をいれるとかさばる分かりずらいので、混ぜられるものは混ぜちゃうのです。

一方、軟膏はいろんな年代の人に出ますが、こちらも一緒に使ってもいい薬は分かりやすくするために混ぜちゃうのです。

いろいろ確認!「監査」

薬をそろえた薬剤師
薬をそろえた薬剤師

さて、処方せん通りに薬をそろえ終わった!

すると次の作業に移ります。薬をそろえた人と違う人がその薬についてチェックしていくのです。なぜ違う人なのかというと、

薬をそろえた薬剤師
薬をそろえた薬剤師

しっかり見てそろえたし、間違ってないはず!

そう思い込んだ状態で再確認をするとして……間違いに気付けなさそうじゃありませんか?その思い込みで間違えた薬を渡したりするのを防ぐため、他の人がチェックするのです。

薬はあっている?

まずは、処方せん通りに薬がそろえられているかをチェックします。薬の名前薬のとかですね。

さっきも言った通り、薬の間違いは危ない事故のもと。この工程は患者さんの健康を守るためにとっても大事なのです。

薬と薬の相性は大丈夫?

なんと一緒に飲むと困ったことになる薬の組み合わせというものがあるのです。この工程ではそろえられた薬が処方せん通りかチェックするだけではなく、薬同士の相性もチェックしていきます。

睡眠薬(ベルソムラ)+抗生物質(クラリス)→睡眠薬が強く効きすぎてしまう!

例えばこんなものですね。

一見、全く無関係に見える薬の組み合わせでもこんなことが起こってしまうのです。そんな事態を防ぐために良くない組み合わせがないか、薬のプロとしての知識を使ってチェックしていきます。

薬を説明!お渡し!「服薬指導」

ほんとに患者さんにあっている薬?

薬剤師
薬剤師

薬剤師2人がかりでしたチェックでは問題ありませんでした!

となると、あとは薬について説明して渡すのみ。なのですが、今回の薬が患者さんにあっている薬なのかチェックするために、

  • どんな症状で薬をもらったんですか?
  • 薬をつかって症状は良くなりましたか?
  • 薬をつかって具合が悪くなったりしませんでしたか?

などなど、いろいろなことを聞いていきます。ここで聞き取ったことを踏まえて、最終的にこの薬が患者さんにあった薬なのかをチェックします。

薬の使い方を説明しよう!

薬剤師
薬剤師

患者さんの症状にあった薬だ!

ということが分かったら、薬の説明をしてきます。

  • この薬はどんな効果があるのか?
  • いつこの薬を使うのか?
  • 薬をつかうときに気を付けないといけないこと

などなど、いろいろな事を説明していきます。薬をきちんと使ってもらうことが、患者さんの健康への一番の近道。それをかなえるために、薬剤師は患者さんに分かりやすい説明をすることがとっても大事なのです。

記録を残そう!「薬歴登録」

薬剤師
薬剤師

薬の説明もして、患者さんもお帰りになった……。

お疲れ様です。あとは最後の仕事を残すのみです。次回の仕事をスムーズにするため、今回の薬剤師がした仕事などについて記録を残す仕事です。具体的には、

  • どんな症状があるかなど、患者さんに聞いたこと
  • 血圧の数値や血液検査の結果など
  • 今回どんな薬が出たのか
  • 患者さんにどんな説明をしたか
  • 次回、薬を渡すときに言わないといけないこと

などですね。これらを記録に残して、次回も同じことを説明したり聞いたりせずに必要なコミュニケーションを取ることができるようになるのです。

まとめ

  • 多くの薬剤師が働く職場、薬局。日本全国でおよそ17万人、薬剤師の60%ほどが薬局で働いています。
  • 薬局での仕事は、患者さんが処方せんを持ってくることからはじまります。
  • まずは処方せん通りに薬をそろえる仕事です。多くの棚の中から似た名前の薬などに気を付けてそろえていかないといけません。
  • 次はそろえた薬についてチェックしていく仕事です。薬をそろえた人の思い込みによるミスを防ぐために違う人がチェックしていきます。
  • 次に薬を患者さんに説明して渡す仕事です。薬が患者さんにあっているか最終確認するためにいろいろな事を聞いて最後の判断をして、患者さんがきちんと薬を使えるように分かりやすく薬の説明をしていきます。
  • 最後に患者さんから聞いたことや次回聞かないといけないことを記録に残す仕事です。次回にスムーズにコミュニケーションを取るために、いろいろ記録しておきます。
タイトルとURLをコピーしました