炭水化物ってなに?薬剤師が解説!

炭水化物ってなに?薬剤師が解説薬剤師
薬剤師

3大栄養素の1つ、炭水化物。

ヒトにとって重要な栄養素の1つ、炭水化物。美味しいけど食べると太ってしまう……葛藤を抱えながらもつい食べ過ぎてしまう魅力がありますよね。

しかし、炭水化物って厳密にはどんなものなのでしょう?

  • そもそも炭水化物ってなに?
  • 炭水化物の働きは?
  • 身近なものでは何が炭水化物にあたるの?
  • 1日で摂ればいい炭水化物の量は?
モーリー
モーリー

炭水化物について解説していきます!

炭水化物とは

炭水化物

炭水化物とは、基礎代謝・身体活動のエネルギー供給や身体の構成成分として必要な栄養素の1つです。脂質・タンパク質・炭水化物の3つで3大栄養素ともいいますよね。

具体的にどんなものかというと、糖が結合して出来ている物質のことで、別名・糖質とも言います。

炭水化物という名前は、炭素(C)に水(H2O)が結合した物質のように見えるため付けられており、糖の1つのブドウ糖を見てみると、

ブドウ糖

このような構造になっています。簡潔に書き直すとブドウ糖はC6H12O6、炭素と水から成り立っているように見えますよね。

身近な炭水化物

身近な炭水化物としてあげられるのは、

  • 砂糖
  • 白米
  • パン
  • 麺類

こんなものが代表的です。

糖類っていうけどお米とかって砂糖感なくない?

分かります。筆者もそう思います。
しかし、悲しいかな美味しいお米はまぎれもなく糖質なのです……。

白米などの糖質の大部分はデンプンから成り立っています。ここでデンプンの構造をブドウ糖の構造と見比べてみましょう。

デンプン

……まぎれもなく糖質ですね。

炭水化物の働き

炭水化物は、脳や身体のエネルギーとなる役割を持ちます。

食事をして摂取された炭水化物は、

唾液・膵液などの酵素によって分解
 ↓
炭水化物は小さく分解され糖になる
 ↓
小腸から糖として体内に吸収される

という過程を経て体内に取り込まれます。体内に取り込まれた糖は、たくさんの酵素によって代謝をうけ、

  • ブドウ糖(C6H12O6) → 二酸化炭素(CO2) + 水(H2O) + エネルギー

という形にまで分解されます。

ここで生成するエネルギーを使って、ヒトの身体はありとあらゆる活動を行っているのです。

1日に必要な炭水化物量

1日に必要とされている炭水化物の量は、1日に摂取するエネルギーの50~65%程度とされています。

と言われても分かりにくいですよね。ここからは男女に分けて具体的にどれくらいの量なのかを見ていきましょう。

 男性

男性における1日に必要とされるエネルギー量は、2660kcalとされています。

そして、必要な炭水化物量は必要なエネルギーの50~65%とされていて、今回は分かりやすく60%として考えてみると、

2660kcal × 60% ≒ 1600kcal

となります。つまり、1日当たり1600kcalほどを炭水化物から摂取する必要があるということです。そして、炭水化物は1gで4kcalのエネルギーを持つとされているので、

1600kcal ÷ 4kcal/g = 400g

となり、1日当たり400g程度の炭水化物を摂取すればいいということになります。

ちなみに、400gの炭水化物というと大体お茶碗3杯ちょっとのお米がそれくらいの量になります。……少ないですよね。

 女性

女性における1日に必要とされるエネルギー量は、1995kcalとされています。

そして、必要な炭水化物量は必要なエネルギーの50~65%とされていて、今回は分かりやすく60%として考えてみると、

1995kcal × 60% ≒ 1200kcal

となります。つまり、1日当たり1200kcalほどを炭水化物から摂取する必要があるということです。そして、炭水化物は1gで4kcalのエネルギーを持つとされているので、

1200kcal ÷ 4kcal/g = 300g

となり、1日当たり300g程度の炭水化物を摂取すればいいということになります。

ちなみに、300gの炭水化物というと大体お茶碗2杯半のお米がそれくらいの量になります。やっぱり少なすぎますね……。

まとめ

  • 炭水化物は、ヒトの活動のエネルギーや身体の構成成分として必要な栄養素です。糖から成り立つ物質で、別名は糖質とも呼ばれています。
  • 身近な炭水化物としてあげられるのは、砂糖白米麺類などがあります。白米や麺類などを作るデンプンはたくさんのブドウ糖が結合してできている物質なのです。
  • 炭水化物は、脳や身体のエネルギーになる役割を持ちます。酵素によって二酸化炭素・水に分解される時に生成するエネルギーが身体活動に利用されています。
  • 1日に必要な炭水化物の量は、1日に必要なエネルギーの50~65%ほどとされています。男性では400g、女性では300gほどの炭水化物とされています。

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