顆粒の薬とは?粉末との違いから飲み方まで薬剤師が解説!

顆粒の薬とは?粉末との違いから飲み方まで薬剤師が解説薬剤師
薬剤師

漢方薬でおなじみ、顆粒剤。

漢方薬を飲む人には馴染み深い茶色をはじめとした苦そうな縦長のツブツブ、顆粒剤。あとは胃薬なんかにも顆粒タイプの薬はありますよね。

しかし、顆粒って一体どんなものなんでしょうか?

  • 顆粒の薬ってどんなもの?
  • 粉末とはどう違うの?
  • どうやって飲むのがいいの?
モーリー
モーリー

顆粒の薬について解説していきます!

顆粒剤とは

顆粒剤

顆粒剤とは、口から飲むために粒状に整えられた粉薬のことです。漢方薬などが代表的な顆粒剤に当たります。

漢方薬のように1回で飲む有効成分の量が多く、錠剤にすると大きくなりすぎるものなどが顆粒剤として作られます。

一般的な顆粒剤の飲み方は、

少量の水を口に含む
 ↓
水を口に含んだ状態で顆粒剤を口に流し込む
 ↓
口に含んだ顆粒剤をコップ1杯程度の水と一緒に飲み込む

このようなものになります。忘れがちですがあらかじめ口の中に水を少し含んでおくと、顆粒剤が口の中に貼りつかず苦みなども感じにくいです。

この方法でも顆粒剤を飲むのが困難という方はぜひ後述の方法を試してみてくださいね。

顆粒剤のメリット
  • 即効性が期待できる
  • 有効成分の風味を感じにくい
  • 口の中に貼りつきにくい
  • 飛び散りにくい
顆粒剤のデメリット
  • 粉薬が苦手な人は飲みにくい

粉末との違い

顆粒剤と散剤との違い

顆粒と粉末の違いは、粒の大きさ構造の2つがあります。

日本薬局方という薬にまつわる法律では、

・散剤(粉末の薬) → 850μmの穴を持つふるいを全て通り抜ける
・顆粒剤 → 2mmの穴を持つふるいを全て通り抜ける

とされています。顆粒剤の方が大きいですね。

また、作り方にも違いがあり、

散剤 → 有効成分と乳糖などの賦形剤をまぜあわせる
顆粒剤 → 有効成分と添加材とを水で練り合わせたあと顆粒状にする

それぞれこのように作られています。そのため散剤と顆粒剤とでは粒の構造も違うというわけです。

飲めないときは

オブラート

粉薬よりも飲みやすくなるように工夫された顆粒剤ですが、それでも粉薬。飲むのが苦手な方もたくさんいらっしゃると思います。

そんな方のためにいくつかの解決法を紹介します。

 錠剤タイプに変更する

一番シンプルな方法は、使いたい顆粒剤と有効成分が同じ錠剤に変更するという方法です。

店で薬を探して顆粒タイプしかないと思っていても、案外同じ成分の錠剤はあるものです。

欲しい薬が顆粒剤しかないと思ったときは、ネットで調べてみたり店員さんに聞いてみるとすんなり解決することもありますよ。

 オブラートを使う

欲しい薬が顆粒タイプの薬しかないけど飲むのがつらい……。そんなときはオブラートを使ってみましょう。

オブラートは粉薬を飲みやすくするデンプンで作られたシートのことで、ドラッグストアなどに売っています。使い方は、

オブラートに顆粒剤を包む
 ↓
スプーンに乗せて水に数秒間つける
 ↓
ゼリー状になったオブラートを飲み込む

というものです。薬の量が多い場合は、オブラートをいくつか使って飲み込める大きさのものを複数回に分けて飲むようにしてください。

水につけずにオブラートを使うと口の中にオブラートがへばりつき飲み込めず、とても苦しい思いをしたので、水につけて必ずゼリー状にしてから飲むようにしてくださいね。

 服薬ゼリーを使う

オブラートよりも少し高価にはなりますが手間の少ない服薬ゼリーを使うのもグッドです。

スプーンの少量のゼリーを薄く広げる
 ↓
顆粒剤をゼリーの上にのせる
 ↓
さらに上からゼリーをのせて飲み込む

この手順で薬を飲むことが出来るので、とっても簡単です。

まとめ

  • 顆粒剤とは、口から飲むために粒状に整えられた粉薬のことです。
  • 顆粒剤と粉薬との違いは、粒の大きさ構造の2つです。顆粒剤は有効成分と添加物とを水で練り粒状に整えたものなので、散剤より大きく粉末が固められた粒になります。
  • 顆粒剤を水だけで飲むのがつらい場合は、同じ有効成分の錠剤に変更することやオブラート服薬ゼリーを使うといった解決方法があります。

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