ミュゲとは?香りや成分について解説!

ミュゲとは?香りや成分もまとめて解説香料
香料

3大フローラルの1つ、ミュゲ。」

ジャスミン・ローズと並び3大フローラルと称される香り、ミュゲ。しかし、知名度でいえば他の2つから少し劣るような気もします。

そんなミュゲですが、一体何者なのでしょう?

  • そもそもミュゲってなに?
  • どうやってミュゲの香料を抽出するの?
  • ミュゲの香料ってどんなもの?
  • ミュゲの香りを作る化合物って?
モーリー
モーリー

ミュゲについて解説していきます!

ミュゲとは

まずは、ミュゲのプロフィールについて見ていきましょう。

ミュゲ

分類:スズラン亜科スズラン属
産地:ヨーロッパ、日本
香料の由来:花
用途:フローラルベースの調香

ミュゲの正体は、スズラン亜科に分類される草花の一種です。そうです、あのスズランです。

ミュゲは成長しても15~20cmという草丈にしかならず、4月ごろには写真のようなかわいらしくも強い芳香を放つ白い花を付けます。

そんなかわいい外見を持つミュゲですが、その身には強力な毒を含んでいます。毒の名はコンバラトキシン、心臓の運動を狂わせるものです。摂取した場合、嘔吐や頭痛から始まり血圧低下・心臓麻痺といった命にかかわる毒性を示します。

日本にも分布しており、山菜と間違えて食され中毒を起こす事故も発生しています。「美しい花には棘がある」を地で行く花、それがミュゲなのです。

ミュゲの香料

 抽出法

ミュゲの香料は、複数の香料を調合して作られています。

ミュゲの花に水蒸気蒸留法を用いて香料を抽出できなくもないのですが、抽出された香料はミュゲの花とは違った香りになってしまうのです。

なのでミュゲの香料は、調香師がいくつかの天然香料・合成香料を組み合わせ、ミュゲの花の香りを再現したものが使われています。

 香料の特徴

ミュゲの香料

ミュゲの香料は、清潔感のある石鹸のような香りを持っています。

その上品な香りから、ミュゲはジャスミン・ローズとともに3大フローラルとして挙げられ、多くのフローラルベースに用いられています。

ミュゲの香りは、イランイラン・ジャスミンの香りと調香した香水「ディオリッシモ」、ローズ・サンダルウッドの香りと調香した香水「ミューゲ・デ・ボア」などに使われています。

香りを作る化合物

ミュゲの香りは、ヒドロキシシトロネラールヘキシルシンナムアルデヒドという化合物などから作られています。

ヒドロキシシトロネラール・ヘキシルシンナムアルデヒド

ヒドロキシシトロネラールに関しては自然界に存在せず、合成香料の1種になります。

ミュゲの香料はヒトの手で調合されているので、いくつものバリエーションが存在します。

他の3大フローラルであるローズやジャスミンの要素をプラスした処方まであり、とても奥が深いのがミュゲの香料の特徴の1つに挙げられるかもしれませんね。

まとめ

  • ミュゲは、スズラン亜科に分類される草花です。かわいらしい外見とは裏腹に強力な毒を持っており、日本国内でも中毒事故が発生しています。
  • ミュゲの香料は、香料を調合することでつくられています。花から抽出した香料はミュゲの花とは違った香りになってしまうので、ヒトの手で調香されたものが流通しています。
  • ミュゲの香料は、清潔感のある石鹸のような香りを持っています。ローズ・ジャスミンとともに3大フローラルとして数えられ、たくさんの香水などに処方されています。
  • ミュゲの香りは、ヒドロキシシトロネラールヘキシルシンナムアルデヒドなどの化合物が主となって作られています。調合香料なので、ミュゲの香料は複数の種類が存在します。

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