OD錠とは?現役薬剤師が解説!

薬剤師
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水なしで飲める錠剤、OD錠。

薬局で薬をもらうときにOD錠という錠剤をもらったことはないでしょうか?水なしで飲めますなんて説明を覚えていらっしゃる方もいるのでは?

そんなOD錠ですが、一体何者なのでしょうか?

  • OD錠とは?
  • 普通の錠剤と効き目は違うの?
  • どうやって作られているの?
モーリー
モーリー

OD錠について解説していきます!

OD錠とは

錠剤1

OD錠とは、口腔内崩壊錠(Orally Disintegrating)という名前の錠剤のことです。その名の通り、口の中で速やかに崩壊する錠剤です。

薬局でOD錠をもらったことのある方は、

薬剤師
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口の中で速やかに溶けるので、水なしでお飲みいただけます。

なんて説明を受けたのではないでしょうか。

口内の唾液だけで崩壊するので、水なしでもつばを飲み込むだけで薬を使うことが出来るわけです。

なので、緊急時などの水を飲めない場合や飲み込む力が衰え固形物を飲み込めないヒトでも薬を使えるというメリットがあります。

一方で、唾液が染み込み口の中で崩壊するので、原材料のにおいや味などをダイレクトに感じやすいという性質もあります。

そのデメリットを補うため、イチゴやチョコレートなどの味がついたOD錠も多く存在します。

OD錠のメリット
  • 唾液だけで溶けるのでどこでも飲むことができる
  • 固形物を飲み込めないヒトでも使用可能
OD錠のデメリット
  • 柔らかくもろいのでバラバラになることがある
  • 原材料のにおいや味などを強く感じる

効き目について

錠剤2

唾液だけで溶けてどこでも飲める便利な錠剤、OD錠。しかし、普通の錠剤と大きく性質が違うのに効果を発揮できるのでしょうか?

結論からいうと、普通の錠剤と効果の差はありません

OD錠は、たくさんの臨床試験を行い、普通の錠剤と効き目やヒトの体内での挙動に違いがないか確認されます。

そこで普通の錠剤と差がないと認められたもののみがOD錠として使うことを許されるわけです。

ちなみに、唾液だけで飲めるといいますが唾液だけで飲む必要はなく、水と一緒に飲んでも大丈夫です。

製造法

OD錠のメジャーな作り方は、

1,有効成分や賦形剤などの粉末と水を練り合わせる
 ↓
2,錠剤の型に詰める
 ↓
3,乾燥させて水分を蒸発させる

といったものになります。

水分を含んだ状態で錠剤の方に詰め、その後に乾燥させることで錠剤内の水分が蒸発しとても細かい隙間が出来上がります。

OD錠の製造法
OD錠の製造法

口の中にOD錠を入れるとその隙間に唾液が染み込むことですぐに錠剤が崩壊するという仕組みです。

まとめ

  • OD錠とは、口腔内崩壊錠のことです。口に入れると唾液だけで溶けるので、水なしで飲み込むことが出来ます。
  • 普通の錠剤と比べて、効き目に違いはありません。たくさんの臨床実験を経て効き目に違いがないことが確認されたOD錠のみが使用を許されています。
  • OD錠の製造法は、有効成分などの粉末を水と練り合わせ、錠剤の型に詰め、乾燥させるというものです。水分が蒸発することで細かい隙間が生まれ、そこに唾液が染み込むことで口の中で速やかに溶けだします。
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