キンモクセイとは?香りや成分についてまとめて解説!

キンモクセイとは?香りや成分などもまとめて解説香料
香料

いい香りの小さなオレンジの花をつける、キンモクセイ。

甘い香りを放つ小さなオレンジ色の花をつける、キンモクセイ。住宅街を歩いていると、庭木のキンモクセイからいい香りがして秋を感じるなんてこともありますよね。

そんなキンモクセイですが、一体何者なのでしょうか?

  • そもそもキンモクセイとは?
  • どうやってキンモクセイから香料を抽出するの?
  • キンモクセイの香料ってどんなもの?
  • キンモクセイの香りを作る化合物って?
モーリー
モーリー

キンモクセイについて解説していきます!

キンモクセイとは

まずは、キンモクセイのプロフィールについて見ていきましょう。

キンモクセイ

分類:モクセイ科モクセイ属
産地:中国南部
香料の由来:花
用途:飲料のフレーバー、香水

キンモクセイは、モクセイ科の樹木です。庭木として有名なため、多くの方はどんな木なのかどんな香りなのかイメージ出来るのではないでしょうか?

1年を通して幹や枝に葉をつける常緑樹で、条件を整えると10m以上にまで育つことがあります。9~10月にかけて芳香を放つ小さなオレンジ色の花を付けます。

その花は甘く香り高い香りを放つため、キンモクセイ・ジンチョウゲ・クチナシの3つを合わせて日本三大芳香木と数えられています。

キンモクセイ(金木犀)という名前は、キンモクセイの付ける花のオレンジ色を金色に例えたことと、木の皮が動物のサイ(犀)の皮に似ていることとをあわせて付けられたと考えられています。

キンモクセイの香料

 抽出法

キンモクセイの香料は、キンモクセイの花溶剤抽出法を用いることで抽出されています。

キンモクセイの花の香りを作る化合物は熱に不安定なものが多く、熱した水蒸気で抽出を行う水蒸気蒸留法では香りが変わってしまいます。

なので、キンモクセイの香料の抽出は熱がかからない抽出法である溶剤抽出法で行われます。

 香料の特徴

キンモクセイの香料

キンモクセイの香料は、甘くフルーティな香りを持っています。秋ごろに咲くキンモクセイの花からする、あの甘い香りです。

お酒やハチミツに風味付けのフレーバーとして利用されることが多く、キンモクセイの花を白ワインに3年間漬け込んで香りを移したものを桂花陳酒と呼びます。

また、キンモクセイのもつ柔らかく温かみのある香りから、たくさんのブランドがキンモクセイベースの香水を販売しています。

キンモクセイの香りには、リラックス効果抗不安効果があると考えられており、高い安眠効果があるとされています。

香りを作る化合物

キンモクセイの香りは、イオノンγデカラクトンという化合物などから作られています。

イオノン・γデカラクトン

イオノンは、キンモクセイの花をオレンジ色に色づけているカロテノイドという物質が空気と反応して生まれ、それが揮発して香りとなります。

イオノンは、主にスミレの花の香りを作る化合物として代表的ですが、それとγデカラクトンなどが混ざり合うことでキンモクセイ特有の香りを形作っています。

まとめ

  • キンモクセイは、モクセイ科に属する樹木です。キンモクセイの花の放つ甘い香りから、日本三大芳香木として数えられています。
  • キンモクセイの香料は、キンモクセイの花溶剤抽出法を用いて抽出されます。熱に弱いキンモクセイの香り成分を抽出するため、熱のかからない方法で香料を抽出します。
  • キンモクセイの香料は、甘くフルーティな香りを持っています。香り高い甘い香りから、お酒やハチミツの風味付けや香水など幅広く利用されています。
  • キンモクセイの香りは、イオノンγデカラクトンなどの化合物から作られています。花をオレンジ色に色づけているカロテンが空気と反応して生成するイオノンとγデカラクトンなどが混ざり合い、キンモクセイ特有の香りを作るのです。
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