バニラとは?香りや成分についてまとめて解説!

バニラとは?香りや成分などもまとめて解説香料
香料

メジャーなお菓子のフレーバー、バニラ。

食品の風味付けとしてよく用いられる香り、バニラ。バニラアイスをご存じない方はいらっしゃらないのではないでしょうか?

そんなバニラですが、一体何者なのでしょうか?

  • そもそもバニラってなに?
  • どうやってバニラから香料を抽出するの?
  • バニラの香料ってどんなもの?
  • バニラの香りを作る化合物って?
モーリー
モーリー

バニラについて解説していきます!

バニラとは

まずは、バニラのプロフィールについて見ていきましょう。

バニラ

分類:ラン科バニラ属
産地:マダガスカル、インドネシア
香料の由来:さや、種子(バニラビーンズ)
用途:お菓子やたばこの風味付け

バニラは、ラン科に属する蔓草です。蔓はつるのことで、樹木などに絡みながら成長していく細い茎のことです。

そのつるは、60mという長さまで成長することもあります。白い花を4~6月に咲かせ、受粉するとたくさんの黒く小さい種子の入ったさやを作ります。

バニラという名前は、スペイン語で「小さなさや」を意味するバイナという言葉から付けられているそうです。

ちなみに、バニラは英語で形容詞として「普通の、凡庸な」という意味で使われることもあります。バニラフレーバーがアイスクリームで最も代表的・普遍的なフレーバーであることから使われるようになりました。

バニラの香料

 抽出法

バニラの香料は、バニラのさや・種子(バニラビーンズ)溶媒抽出法を使うことで抽出されています。

抽出に使われるさやは、収穫した直後のものではなくキュアリングという工程を経て熟成させたバニラビーンズが用いられます。

キュアリングは、収穫直後のさやを熱湯にさっと漬けた後、日中は天日干し、夜間は缶などに密封して保温という工程を2~3週間繰り返す作業のことです。

この作業によって、収穫直後は香りのない緑色のさやは甘い香りを放つこげ茶色のバニラビーンズへと変化します。

 香料の特徴

バニラの香料

バニラの香料は、甘く芳醇な香りを持っています。皆さまご存じの香りですね。

バニラの香りは、ヒトに強い甘味を感じさせるのでお菓子などの風味付けに使うことで砂糖の使う量を減らせるとされています。

さらに、バニラの香りには、気分を高揚させる効果や熱病・月経不順を改善する効果もあると信じられています。

そんな馴染み深いバニラの香料ですが、前述の手間のかかる抽出法や干ばつによるバニラの収穫量の減少からバニラの天然香料は値上げの一途をたどっています。

そして、人工的にバニラの香りを合成する技術が発展したため、近年は合成香料が広く用いられています。

香りを作る化合物

バニラの香りは、バニリンという化合物が主となって作られています。

バニリン・リグニン

前述の通りバニラビーンズはとても高価なため、バニラビーンズを使わず人工的にバニリンを合成する方法が昔から研究されていました。

その研究で、木材に含まれるリグニンという化合物を発酵させることでバニラの香りを再現できるということが発見されました。

驚くことに、こうやって作られるバニラの香りは天然のバニラ香料より豊かな香りを持つとされています。

まとめ

  • バニラは、ラン科に属するつる植物です。数十メートルの長さまで成長し、白い花を咲かせ受粉すると黒く小さい種子の入った緑色のさやを作ります。
  • バニラの香料は、バニラのさや・種子(バニラビーンズ)溶媒抽出法を用いて抽出されます。このとき使われるさや・種子は、キュアリングという工程を経て熟成されたバニラビーンズを用います。
  • バニラは甘く芳醇な香りを持っており、お菓子などの風味付けに広く利用されています。
  • バニラの香りは、主にバニリンという化合物から作られています。天然のバニラの香料はとても高価なので人工的に合成されたバニラ香料が広く用いられています。
タイトルとURLをコピーしました