【香りの原料】イランイラン【解説記事】

【香りの原料】イランイラン【解説記事】香りの原料
香りの原料

香りの雑貨ブランド「Ph.fume」のブログ、香りの原料について紹介していくシリーズ記事です。

このシリーズでは香料の原料となる動植物やその精油について、以下のことを紹介していきます。

  • プロフィール
  • 精油について
  • 心身への働き

今回は香水の原料として古くから利用されているイランイランについて見ていきましょう。

プロフィール

イランイラン
英名Ylang Ylang
学名Cananga odorata
科名バンレイシ科
種類高木
産地フィリピン, マダガスカル

イランイランはインドネシア原産の花だよ!

イランイランはインドネシア原産の花で、10~30mほどにまで成長する高木に垂れ下がった細長い花びらを持つ特徴的な花を付けます。

イランイランという名はフィリピンなどで母語として話されるダガログ語で「花の中の花」という意味を持ち、精油の抽出や鑑賞を目的として広く栽培されています。

原産地のインドネシアでは、婚礼の夜に新婚夫婦の枕元にイランイランの花をまくという習慣があるそうですよ。

精油について

抽出法

イランイラン精油
部位
抽出法水蒸気蒸留法

イランイランの精油にはグレードが存在するよ!

イランイランの花は長い時間をかけて複数回にわたり水蒸気蒸留をすることができます。

蒸留の段階ごとに抽出されたイランイラン精油にはグレードが存在し、
エクストラ(蒸留1回目) → ファースト(蒸留2回目) → セカンド(蒸留3回目) ……
と分類されていくのです。

蒸留初期の段階で揮発しやすく香りの強い成分が抽出されるので、香気の強さもエクストラ → ファースト → セカンド ……の順になります。

成分

イランイラン精油の成分

その他が多い……

ほぼその他だけど香りが強い成分が多いよ!

イランイラン精油中の香りを放つ成分は比率でみるとかなり少量ですが、強い香りを放つ成分が多いのでイランイラン精油は強い香りを持っています。

安息香酸ベンジルは重厚な甘いバルサミックな香り、l-リナロールはややウッディなラベンダー様の香りです。

そこにフルーティーな香りを持つ安息香酸メチルや酢酸ベンジルが加わることでイランイランの香りは作られているのです。

香り

イランイラン精油の香りは……

主観でいうと……

濃厚な甘い風味の中に少しの生っぽさがある花の香りだよ!

バルサミックな香りを持つ成分が多くを占めるだけあってとても甘い香りです。

そして、その中に花の持つ青臭い生っぽさが少しだけ混ざることで上品な花の香りとなっています。

しかし、バルサミックな甘い香りをくどくいやらしく感じる場合もあるので、取り扱いにはやや注意が必要な香りという側面も持ちます。

香水では花に多いミドルノートに利用されるわ。

文字だけで伝えるのは難しい香り……興味を持っていただけましたら、ぜひイランイランの香りを軸にした香粧品を手に取ってお試しください。

心身への働き

こちらで紹介する作用はアロマセラピーを適切に行った場合に期待できるものです。
イランイラン精油を用いた物品がこれらの作用を持つと保証するものではありません。

心への働き鎮静, 神経バランス調整, 抗うつ
身体への働き鎮静, 生殖器系強壮 など

精神的・肉体的なストレスを和らげてくれるわ。

イランイラン精油は強い香りを持つので、高濃度で長時間使用すると頭痛や吐き気を誘発することがあります。

なので、アロマセラピーに利用する際は少量から使用し様子を見るようにしましょう。

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